日常は分厚い 2021年12月09日 吉野弘さんの詩は 祝婚歌や夕焼けなどで馴染んでいたつもりだけれど 年を経て この詩を読んだ時に この詩人の視点のたしかさに 感じ入ったのです 「みずすまし」 吉野 弘 一滴の水銀のように やや重く 水の面を凹(くぼ)ませて 浮いている 泳ぎまわっている そして時折 ついと水にもぐる。 あれは暗示的な行為 浮くだけではなく もぐること …続きを読む